知る・楽しむ Blog & Magazine

TOP > 知る・楽しむ > 銀座十字屋物語

銀座十字屋物語:明治時代

十字屋に於ける扱商品の変遷

※1.取り扱い商品の内、音楽関係以外のものはのぞきました。
※2.それぞれの取り扱い商品には一つ一つその時代のエピソードを含んでおりますが、ここでは省かせていただきました。
また、内容の説明、時代背景、人物、業界の事柄なども一部省かせていただきました。予めご了承ください。

明治18年

『紙腔琴(シコウキン)の製造販売』
紙腔琴の製作者は戸田欽堂
楽譜の製作者は上原六四郎

(解説)これは当時、大博覧会毎に賞を受賞し、明治18年より明治末まで非常に多く販売された。特に日清戦争・日露戦争の頃には慰問品として販売はとても盛んであった。これにより十字屋は、はじめの基礎をつくるに至った。

(取り扱い品)
●“紙腔琴の栞”出版 全90ページ(解説書)

明治22年 『西川虎吉 外国材料を組立てピアノを製作』
明治27年

『“大捷軍歌”出版 全7編』(タイショウグンカ)』
(解説) 日清戦争当時の新聞記事を母体にして作られ急速に全国に広まった。小学校の教材にとり入れられた。版権は十字屋が保有していた。なかでも“勇敢なる水兵”は人気が高く、とてもよく販売された。

(取り扱い品)
●“婦人従軍歌”出版

『西川風琴もようやく販売拡大』
(解説)明治17年はじめて純国産のリードオルガンをつくり、その後、文部省試験に合格したため、オルガン製作工場を起こした。これによりオルガンの大量生産がはじまった。明治27年頃は1号(18円)から13号(100円)、そのほかに230円まで各種ラインナップを揃えていた。明治40年頃には20号(400 円)までラインナップが拡大していった。
銀座本店新社屋建設のため、ビル取り壊しを開始。

明治20年代後半~
明治30年代

(取り扱い楽器)
●舶来手風琴(ホーナー製、3円より 20円まで16種)
●手風琴獨まなび(全2冊)出版
●西洋横笛(ハーモニカ ホーナー製、30銭より2円まで約7種)
●横笛獨まなび(全1冊)出版
●大小兼用ろう管蓄音器(18円より400円まで約7種)
●新発明楽器〝陽琴〟(並 3円50銭、上 5円50銭)
●舶来銀笛(フラジオレット)
●銀笛獨まなび(全1冊)出版
●明笛
●尺八(都山流)
●吹風琴(20銭より60銭まで5種)
●鉄心琴(グロッケンスピール)
●月琴
●ピアノ(西川製)…当時の販売数は少なかった
●バイオリン(舶来、鈴木製)
●オルゴール
●軍楽器(30年代に多く扱う)舶来品
クラリネット、バス、アルトホン、ホロン、コルネット、カスタネット、トライアングル、シンバル、大太鼓、小太鼓、信号喇叭、譜面台、五線紙

(十字屋動向)
この頃から卸商売を始めた。

(主な仕入先)
舶来品はすべて横浜の商館(芝商店)、ハーゲン氏、大阪などからとっていた。直輸入は明治40年以後。

(業界の動向)
田邊吹奏楽器製作所は明治35年、合資会社日本管楽器製作所は大正7年に創立した。

明治30年代

『西川風琴もようやく販売拡大』
(取り扱い出版物)
●幼年唱歌(全10冊)納所辨次郎、田村虎造共編
兔とかめ、桃太郎、金太郎など現代もうたわれている有名な童謡集、教科適用になり販売数は増加。
●洋琴教則本(バイエルを訳したもの) 奥好義 訳
●学校唱歌(全2冊)  明治音楽会 編
●日本遊戯唱歌(全7冊)  鈴木米次郎 編
●新式唱歌(全1冊)     鈴木米次郎 編
●修身教典唱歌(尋常科第1学年用)
●中等単音唱歌(全1冊)
●新唱歌(全2冊 教科適用)   山田源一郎 編
●進行曲(全1冊)20数版作成  瓜生繁子 編
●少年唱歌(全8冊 教科統合)
●中学唱歌集(全3冊)
●山田唱歌集(全1冊)
●新教育唱歌(全1冊)
●輪唱複音唱歌集(全1冊)
●最新中等唱歌集(全1冊)
●オルガン独習ノ友(全1冊)
●バイオリン独習ノ友(全1冊)
●端唄全集(10数冊)
●乃木大将の唄(教科適用小学校1年生)
クラリネット、バス、アルトホン、ホロン、コルネット、カスタネット、トライアングル、シンバル、大太鼓、小太鼓、信号喇叭、譜面台、五線紙

上記出版物は小売・卸しで大変多くの方にご購入いただいた。地方の学校からも30~40冊まとめてご注文をいただいたりと好評であった。

明治40年代

『西川風琴もようやく販売拡大』
(取り扱い出版物)
●クラウンピアノ(米)
●クラウンピアノ(自動)〝コンビノラ〟 2000円
●スタインウェイピアノ(アップライト)1000円
●ブルートナーピアノ
●西川ピアノ(350円より550円まで五種)
●ヤマハピアノ
●楽隊用吹奏楽器類(主に舶来品。国産は田邊、しかし種類は極く少なかった。)
●トロンボーン、トランペット、サキソフォン
●ギター この頃には国産品もあった。
●ビオラ  この頃には国産品もあった。
●コントラバス
●マンドリン(伊 ビナーチェと他は国産品)
●大声発音器(平円盤)ゾノフォン(独)、ビクター(米)、コロムビア(米)

『西川風琴もようやく販売拡大』
(解説) ビクターレコードとの契約により国内販売は十字屋が一手に取り扱うことになった。関東大震災頃まで独占的に販売しており、日本の各社レコード輸入量の80~90%を常に占めていた。

  • 入会キャンペーン
  • 体験レッスンお申込み Trial Resson
  • 資料請求お申込み Materials
  • 閲覧無料
ランチタイムコンサート
毎週水曜日12:30~銀座サロンにて開催。

十字屋twitter Jujiya on twitter

  • YouTube
  • f